薬情って諸刃の剣?
こんにちは。おにくまるです🐷
今週も怒涛の1週間が終わりました😭
はぁー😫ってなりましたが、お休みとなると
早起き自然と出来てしまいますよね笑
さて、今回は薬剤情報提供書、訳して
薬情の取り扱い方について、自己体験を通して
話してみようかなと思います🗣
薬情には、処方薬の効能効果、用法用量、副作用と、薬剤の写真が一般的には記載されております💊患者さんにわかりやすく理解してもらうための説明書として毎回お渡しするものです。
ここで、扱いがナイーブになってくるのが
効能効果、副作用です。
効能効果は、その薬の位置付けを示してて
副作用は、主に初期症状が記載されてます。
ここで、自己体験したことを2例紹介します。
- バルプロ酸ナトリウムの効能効果にてんかんの記載がありてんかんになるのかと思い服薬拒否
- リリカOD錠の副作用にふらつきの記載があり、怖くなり服薬拒否
まず1の事例は、継続処方で服用されていた方
で、前回も私が投薬させていただいてたので内容把握もスッと出来ておりました。
患者さん本人は薬局にいなく、代理人を通じて投薬しました。
その方は精神的な面や頭痛緩和目的で使用されていましたが、薬情に記載されている
てんかん治療に使われます。
が、「この薬を飲むとてんかんになってしまう」と誤解し、服薬拒否。医師が説得しなんとか服用してくれるようになったという事例です。病院からは注意の電話がありました。
病院からの電話内容を聞くと、患者さんの受けた話と私が指導した内容に相違がありました。
こうなると、言った言ってないの水掛け論になってしまう部分はあります😖なので
自分の正当性を証明するために内容紹介する
目的ではないのでご理解いただけると幸いです。
私の記憶では、今回の代理人を通しての指導に関してこのように話しました。
「バルプロ酸ナトリウムはてんかんにも使われると記載されていますが、この薬は色んな治療に使われるので、てんかんではなくても使うことはあります。あまり気にしないでください。」
と。しかし代理人もしくは患者さん本人は
「薬剤師にてんかんなんですか?と聞かれててんかんじゃないのにてんかんに使う薬を飲むのは怖い。」
となったそうです。
この自己体験を通じて、学んだことは
私自身がそのように伝えてないと思ったとしても、患者さん側からそう聞いたとなれば、
私の指導の仕方が不適切であり、誤解を生むような言い方をしてしまったのが悪かったのだと反省しました。
薬情には1つの薬に色んな疾患が記載されています。患者さんの疾患と該当していない疾患も記載されているので、薬の位置付けについて毎回説明させていただいていますが、更に意識して誤解を招かないような言葉選びをしなければと思いました。
2つ目の事例はリリカOD錠によるふらつきです。
末梢神経障害治療で使用していた患者さん。
高齢であるため転倒リスクは否めないものの、
必要と判断され処方されている薬です。
患者さんがある時薬情にふと目を通したら、
めまい、ふらつきがでることがあります。
と記載されてるのを見たら怖くなったらしく
服薬拒否になり医師も治療に苦戦してしまったという事例でした。薬情にはどのように記載されているのか確認したいという旨が病院側からあり、お見せしました。
薬情としては、副作用が出現した時の
早期発見の手助けになるように色々な記載があるので何か起きた時、患者さんが薬情を見返し気づいていただくメリットはあるのですが、副作用記載が、かえって不安感を募らせ必要な薬であるのに服薬するのが怖くなり、治療がうまくいかず、患者さんに不利益を与えてしまう結果にもなってしまう場合もあるのかもしれないと新たな気づきを発見できた経験となりました。
毎回使用している薬であっても、薬情をふと
読み込むと、「え!こんなこと書いてあったので?知らない!」ってなる患者さんはいたりします。本来の薬情をお渡しする意味をしっかりと理解してもらえるように毎回の投薬では
誤解を与えぬよう、日々意識していかなければならないと再認識しました。
はい。というわけで長々と書いてしまいましたが、結論からいうと
言葉選びは慎重に。
言葉の捉え方には
人の数だけ通りがある。
です。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました🥰